実は思わず入りたくなる色や素材があります
個性的な看板を見て「どんなお店(会社)?」と疑問に思った経験はございませんか。店の業態をひと目でイメージでき、思わず入ってみたいと思わせる色や素材があります。
例えば、オレンジ色はディスカウント店、薬局や病院には明るいグリーンというように、お客さまのイメージがすでに固定化されている色もあります。
逆に落ち着いた色使いで、金属やガラスのような質感のある素材を使うと、見た人に高級イメージを与えます。
例えば、お手頃なランチがメインのレストランでしたら、お客様が気軽に来店できるよう、手書きボードでお値打ち感と親しみやすさをアピールすることができます。
このように取扱商品や料理の価格帯と店の看板のイメージが一致しているとお客さまは満足され、次回の来店につながりやすくなります。
ところが、依頼主さまの好みで色使いを決めると、時に経営的に失敗することがあります。
ある繁華街に出店されたカフェは味も接客も申し分なかったのですが、依頼主さまの希望は日よけテントの色を薬局で見かけるようなグリーンでした。
すると、次第に客足が遠のくことになったのです。
一般的にカフェやレストランで使うのは濃いグリーン。
個性的でありたい気持ちは理解できますが、お客さまが抱くイメージカラーは大切にした方が良い結果につながることもあります。
サインの見直しで売り上げが135%アップ!
弊社で企画・デザイン・施工をさせていただいたラーメン店さま。
以前の看板では黒を基調にして男っぽいイメージを打ち出されていたのですが、照明を工夫して明るい雰囲気に作り直し、女性でも入りやすいイメージに変えました。
ラーメンコンテストで優勝したことをお客さまに伝えたいというご要望も受け、味や価格と共に懸垂幕でアピールすることにしました。
すると、女性や家族連れのお客さまが増え、前年比135パーセントの売り上げにつながりました。
この実績は、お客さまが知りたいメニュー写真や価格をしっかり表示し、コンテスト優勝という付加価値を知らせることで安心感や味の上質感が伝わった結果だといえます。
お客さまにとって初めて入る店は、お店の雰囲気、値段と商品価値が釣り合っているかどうか分からなかったり、と敷居が高くなりがちです。この点を看板で解決すれば、お客さまとのミスマッチが減り、成果を出しやすくなります。